定例研究会 第11~20回

  第20回定例研究会   
  • 日時 2012年2月19日(日) 13:30〜17:00(受付13:00〜)
    報告1 無料低額宿泊所および法的位置づけのない施設の現状について
    ~厚労省調査から見えてくること~
    報告者 山田壮志郎(日本福祉大学)・村上英吾(日本大学)

    報告2 貧困研究の課題
    報告者 布川日佐史(静岡大学)

    会場 東洋大学 白山キャンパス6号館地下 6B11教室

    交通アクセス http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html

    資料代:500円
    ※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です

  
  第19回定例研究会   
  • “憐れみではなく力を” :貧困、人権、シティズンシップ

    ルース・リスターさんをお招きして
    このたび貧困研究会では、イギリスの著名な貧困研究者ルース・リスターさんをお招きして、拡大定例研究会を開催いたします。ルース・リスターさんは、イギリスの貧困研究・社会政策研究を代表する研究者のお一人です。伝統ある反貧困民間運動団体「チャイルド・ポバティ・アクション・グループ(CPAG)」の代表を経てラフバラ大学で長く教鞭を取られ、現在はラフバラ大学名誉教授、CPAG名誉代表、貴族院議員(労働党)、英国学士院会員、イギリス社会政策学会終身会員等、各方面で活躍されています。

    また、コメンテーターとして、日本の中心的な貧困研究者である岩田正美さん(日本女子大学)、反貧困運動の中心的担い手である藤田孝典さん(反貧困ネットワーク埼玉・代表)をお招きし、議論を盛り上げていただきます。

    アカデミズムの世界における実績のみならず、対貧困活動の現場における実績も豊かなリスターさんを囲むこの研究会が、日本で貧困と闘う私たちの研究や活動を含むさまざまな実践にとって、良い刺激になればと願っております。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

    日時 2011年4月3日(日) 13:00〜17:00(受付12:30〜)
    会場 日本大学経済学部7号館2階 講堂(JR水道橋駅から徒歩約2分)
    交通アクセス http://www.eco.nihon-u.ac.jp/about/maps/
    資料代:500円(資料代の負担が難しい場合は、個別にご相談ください。)

    プログラム
    13:00-13:10 ルース・リスターさんの紹介
    13:10-15:10 基調報告「“憐れみではなく力を”:貧困、人権、シティズンシップ」
    ルース・リスター
    15:30-15:45 コメント1 岩田正美(日本女子大学)
    15:45-16:00 コメント2 藤田孝典(特定非営利活動法人ほっとポット
    ・代表、反貧困ネットワーク埼玉・代表)
    16:00-16:30 リプライ ルース・リスター
    16:30-17:00 全体討論

    ※ すべて通訳がつきます。

    なお、研究会終了後18時から懇親会も予定しております。

    参加をご希望される方は、3月25日までに下記までメールにてご連絡下さい。
    ruthlister2011@yahoo.co.jp

    当日参加も歓迎しますが、おおよその参加人数の把握・資料印刷の都合上、出来る限り事前のご連絡をお願いいたします。

    チラシはこちら

  
  第18回定例研究会   
  • 隠蔽された貧困問題〜「貧困」というレンズで見た在日外国人〜
    貧困状態におかれる外国人の比率は、日本人に比してかなり高いと思われるが、そうした現実は看過されてきた。外国人をめぐる問題は、社会経済的要因よりも文化的差異に起因するという理解が日本では多かったが、「貧困問題」という捉え方が必要な時期が来ている。そうした問題意識のもとで、「移住労働者と連帯する全国ネットワーク」では貧困プロジェクトを設立した。これまではデータの欠如もあり、「移住者の貧困」が明示的に意識されることはなかったが、シングルマザーと青少年の進学について聞き取り調査を行った。さらに国勢調査のオーダーメイド集計を利用して、国籍別に学歴、職種、婚姻、住宅の関係など、従来知られていなかった外国人の社会経済的状況を解明してきた。このグループ発表は、「貧困」という観点から移住者のおかれた状況に光を当てることを目的としている。報告では、さまざまな問題の根底にある貧困・格差の状況を浮き彫りにしたい。
    日  時 2011年2月19日(土)14:00〜16:00(13:40受付開始)
    報 告 者   樋口直人さん(徳島大学総合科学部)・移住連貧困プロジェクト
    コメンテータ 下村幸仁さん(山梨県立大学教授)

    テーマ 隠蔽された貧困問題〜「貧困」というレンズで見た在日外国人〜

    会  場 東洋大学白山キャンパス1号館3F1311教室
    参 加 費 500円
    ※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です。
    ※チラシを添付いたします。配布、掲示など、どうぞよろしく

    チラシはこちらをご覧ください。

  
  第17回定例研究会   
  • 〜制度の狭間を埋める:介護と保育の現場から〜
    日  時 2010年8月28日(土)14:00~16:00
    報 告 者 池田 昌弘さん(特定非営利活動法人全国コミュニティライフサポートセンター 理事長)
    コメンテータ 岡田 広行さん(東洋経済新報社 記者)

    会  場 日本大学経済学部7号館13階会議室3
    (JR水道橋駅から徒歩約2分)
    交通アクセス
    http://www.eco.nihon-u.ac.jp/other/access/access.html
    参 加 費 500円
    ※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です。

    チラシはこちらをご覧ください。
    ※当日採譜された資料です。

    1)岡田さんの雑誌記事
    2)岡田さんのレジュメ

  
  第16回定例研究会   
  • 雇用保険と生活保護の間の防貧策~ドイツ・イギリスの失業扶助制度に学ぶ~
    失業扶助制度は、雇用保険と生活保護の間に位置する防貧策の1つです。この制度は、失業が長引き、雇用保険に未加入で
    あったため失業手当を受けられない場合や受けていても打ち切りになった場合の生活保障として、欧州諸国では一般にみられ
    ます。一方、日本では、このような場合に雇用保険と生活保護のどちらかで対応できると想定されてきたためか、失業扶助制
    度がありません。

    しかしながら、近年、雇用保険でも生活保護でも救済されず困窮する人々が顕在化し、社会問題になりました。このため、
    昨年より、特別対策として「新たなセーフティネット」策は広がりつつあります。また、新政権はこれを再編し求職者支援法
    として恒久化しようとしています。

    先行する欧州諸国の失業扶助制度の事例は、日本が今後採用すべき制度・政策への道しるべとなりうるでしょう。特に、最
    新の動向の中には、長期受給者への支援の難しさなど、欧州諸国のトランポリン型セーフティネット策の課題が凝縮されてお
    り、今その内容を検討する意味は大きいと思われます。

    そこで、研究会では、この度「ドイツ・フランス・イギリスの失業扶助制度に関する調査」を実施された天瀬光二さんをお
    呼びして、ドイツとイギリスの失業扶助制度の概要、最新動向、課題を中心に報告していただきます。

    日  時 2010年7月3日(土)14:00~16:30(13:40受付開始)
    報 告 者 天瀬光二さん(労働政策研究・研修機構 主任調査員)
    報告内容 雇用保険と生活保護の間の防貧策
    ~ドイツ・イギリスの失業扶助制度に学ぶ~
    討 論 者 布川 日佐史さん(静岡大学)

    会  場 日本大学経済学部 本館2階中会議室2
    (JR水道橋駅から徒歩約2分)
    交通アクセス
    http://www.eco.nihon-u.ac.jp/other/access/access.html
    参 加 費 500円
    ※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です。

    チラシはこちらをご覧ください。
    ※当日採譜された資料です。

    1)欧州諸国における失業扶助制度(天瀬)
    2)イギリスのセーフティネット(天瀬)
    3)ドイツのセーフティネット(天瀬)
    4)求職者基礎保障(社会法典Ⅱ)へのコメント(布川)

  
  第15回定例研究会   
  • 貧困ビジネスとしてマスコミに取り上げられる無料低額宿泊所
    現在、厚生労働省は規制を強化する方向で検討を進めており、議員立法も取りざたされています。無料低額宿泊所は「必要悪」とみなされ、本来存在するべきではなく、長期的にはこれを廃止しようという議論もあります。今回の研究会では、無料低額宿泊所を運営する当時者の立場から、無料低額宿泊所が果たしてきた役割、現在実際に行われている事業、支援、ケアのあり方、国や自治体のこれまでの無料低額宿泊所に対する対応等をご紹介頂き、どのような課題を抱えているかを論じて頂きます。

    日  時 2010年5月15日(土)14:00〜16:00
    報 告 者 小川 卓也さん(特定非営利活動法人エスエスエス 理事)
    コメンテータ 鈴木 亘さん(学習院大学 教授)

    会場 日本大学経済学部
    本館2F中会議室2
    (JR水道橋駅から徒歩約2分)
    参 加 費 500円

    ※非会員の方も参加できます。
    事前の参加連絡は不要です。

     
    ※当日、配布されたです。ぜひご覧ください。
    資料1
    資料2
    資料3

  
  第14回定例研究会   
  • 日本の貧困対策にいま必要なこと

     
    ~「貧困・困窮者支援チーム」の取組みの現状と課題~

     
    昨年10月、「貧困・困窮者支援チーム」は、政府・緊急雇用対策本部「緊急支援アクションプラン」に基づき、「求職中の貧困・困窮者が再び『派遣村』を必要とすることなく、安心して生活が送れるようにする」ことを目標に動き始めました。
    具体的な緊急支援策としては、11月30日のワンストップ・サービス・デイを皮切りに、年末年始生活相談などが進められてきました。ワンストップ・サービスは、ハローワーク等の窓口に相談機能を集中させる初めての試みです。しかも、本サービスには、生活保護や雇用保険だけではなく、「新しいセーフティネット」と呼ばれる、就職安定資金融資、住宅手当、総合支援資金貸付、訓練・生活支援給付、臨時特例つなぎ資金貸付、就職活動困難者支援事業、長期失業者支援事業などの対策を備えています。
    研究会では、「貧困・困窮者支援チーム」事務局長の湯浅誠さんをお呼びして、本チームの取組みの現状について報告していただくとともに、「日本の貧困対策にいま必要なこと」を参加者とともに検討し、議論できればと思います。
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    日  時 2010年2月27日(土)14:00~16:30(13:30受付開始)
    報 告 者 湯浅 誠さん(もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長)
    報告内容 日本の貧困対策にいま必要なこと
    ~「貧困・困窮者支援チーム」の取組みの現状と課題~
    会  場 日本大学経済学部 7号館13階会議室3
    (JR水道橋駅から徒歩約2分)
    交通アクセス
    http://www.eco.nihon-u.ac.jp/other/access/access.html
    参 加 費:500円
    ※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です。

     
    ※当日、湯浅さんが配布した資料です。ぜひご覧ください。

  
  第13回定例研究会   
  • 健康格差と社会疫学について
    格差はひとの心や健康をもむしばみます。今回の定例研究会では、社会疫学という新しい学問領域を紹介しながら、現在の日本に健康格差はどの程度あるのか、所得格差の拡大がどのような経路で国民全体の健康を損なうことにつながるのか、健康格差を緩和するためにはどのような方法が考えられるのかを論じて頂きます。

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    日  時:2009年12月12日(土)14:00〜16:30
    報 告 者:平井 寛さん(日本福祉大学健康社会研究センター)
    報告内容:健康格差と社会疫学について
    会  場:日本大学経済学部7号館13階会議室3
    (JR水道橋駅から徒歩約2分)
    交通アクセス
    http://www.eco.nihon-u.ac.jp/other/access/access.html
    参 加 費:500円
    ※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です。

    チラシはこちらをご覧ください。

  
  第12回定例研究会   
  • ホームレス対策に関する包括的研究
    次回の定例研究会では、3月に博士の学位を取得された山田壮志郎さんをお呼びして、学位論文『ホームレス対策に関する包括的研究−就労と福祉の複線的アプローチ−』についてご報告いただきます。
    山田さんは、6つの調査に関わり、その結果をもとに、ホームレス対策の実態を「就労自立アプローチ」と「福祉的アプローチ」の両面から検討されています。研究会では山田さんの分析アプローチ、調査結果、提言にそって、国や自治体の「ホームレス対策」の有効性あるいは問題点を検討しつつ、中長期的な対策のあり方や課題についても、議論できれば思います。関心のある方は、ぜひご出席下さい。

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    日  時:2009年8月8日(土) 14:00〜16:30
    報 告 者:山田壮志郎さん(岐阜経済大学)
    報告内容:ホームレス対策に関する包括的研究
    −就労と福祉の複線的アプローチに向けて−
    会  場:日本大学経済学部7号館13階会議室3
    (JR水道橋駅から徒歩約2分)
    交通アクセス
    http://www.eco.nihon-u.ac.jp/other/access/access.html
    参 加 費:500円
    ※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です。

    チラシはこちらをご覧ください。

    ※当日の配付資料はこちら。

  
  第11回定例研究会   
  • 「給付付き税額控除」とは、税額控除と社会保障給付を組み合わせた制度で、勤労所得のある世帯に対しては税額控除(減税)し、低所得世帯に対しては給付するという制度です。
    アメリカのEITCや英国のWTCなど、欧米や韓国など諸外国では既に広く導入されています。この制度は、税の再分配効果を高めるとともに、勤労所得と税額をリンクさせることで、労働のインセンティブを高める効果があるとされます。日本でも、民主党のマニフェストにのり、政府税調も研究をはじめ、今年5月には経済財政諮問会議で提案されました。
    今の日本に、この制度がなぜ必要なのか、課題は何かを、幅広い観点から議論したいと思います。

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    日  時:2009年6月27日(土)14:00〜16:00
    報 告 者:森信茂樹さん(中央大学法科大学院教授、東京財団上席研究員)
    報告内容:給付付き税額控除制度について
    討 論 者:岩田正美さん(日本女子大学教授)
    会  場:東洋大学白山キャンパス 6号館9階6212教室
    (都営地下鉄三田線白山駅から徒歩約5分)

    ※参加費 500円
    ※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です。
    ※チラシの掲示・配布をよろしくお願いします。
    チラシはこちらをご覧ください。