研究大会 第16~20回

  第16回研究大会(2023年11月04日、05日)

1.貧困研究会第16回大会スケジュール

◆日時:2023年11月4日(土)・5日(日)
◆会場:札幌学院大学 新札幌キャンパス

大会リーフレット(PDF)

※特別講演、自由論題の要約はこちらをご覧ください

大会プログラム
11月4日(土)
13:00-16:30 共通論題:貧困と家族・ジェンダーの視点
(司会・進行)田中智子(佛教大学)
①問題提起総論 大澤真平(札幌学院大学)
「なぜ家族・ジェンダーの視点が貧困研究に求められているのか」   
②各論報告
 保田真希(北翔大学)「家族によるケアと貧困」 
 浦川邦夫(九州大学)「生活時間の貧困と家族・ジェンダー」 
 丸山里美(京都大学)「世帯内資源配分から見る貧困」
コメンテーター:堅田香緒里(法政大学)、大石亜希子(千葉大学)
16:40-17:30 年次総会(予定)
18:00-20:00 懇親会

11月5日(日)
09:30-11:40 特別講演:貧困の意味-批判的省察、R・リスター氏(英貴族院議員、ラフバラ大学名誉教授)
司会進行 松本伊智朗(北海道大学)
(北大科研企画との共催、通訳あり)

11:50-12:50 昼休み企画:出版部会セッション
部会活動経過報告&意見交換※弁当持参、出入り自由

13:00-16:10 自由論題 2会場で開催
●会 場 1【分科会1】司会 佐々木宏(広島大学)、山田壮志郎(日本福祉大学)
(1)ホームレス経験者の生活保護利用に伴うスティグマ―大阪市における調査事例から― 永井悠大(NPO法人Homedoor)
(2)相談事例から見る貧困問題の理解枠組みの転換―欠乏/充足、排除/包摂から不適応/脱出へ― 今岡直之(NPO法人POSSE)
(3)特例貸付償還体制の課題―社会福祉協議会へのインタビュー調査からみえてきたもの― 角崎洋平(日本福祉大学) 
(4)在留外国人へのコロナ特例貸付 小関隆志(明治大学)
(5)「要求者」の運動―1960年代の「生活と健康を守る会」運動に着目して― 村上慎司(金沢大学)、堅田香緒里(法政大学)、大岡華子(埼玉県立大学)、佐々木宏(広島大学)、山内太郎(札幌国際大学短期大学部)

●会場2【分科会2】司会 川村岳人(立教大学)、小西祐馬(長崎大学)
(1)中学校給食は、中学生の栄養摂取の格差縮小に貢献しているのか? 田中琴音(神奈川県立保健福祉大学)、吉中季子(神奈川県立保健福祉大学)
(2)マルトリートメントとジェンダー―子どもと保護者の性別の組み合わせに注目して―  川口遼(東京都立大学)、安藤藍(千葉大学) 
(3)母子世帯の生活と社会的ネットワーク  江 楠(北海道大学大学院生)
(4)女性の一時生活支援事業利用後の現状と課題―退所後調査から― 吉中季子(神奈川県立保健福祉大学)、山内太郎(札幌国際大学短期大学部)、波田地利子(NPO法人女性サポートAsyl)
(5)最低生計費に関する研究―生計費調査と全消データとの比較から― 村上英吾(日本大学)、中澤秀一(静岡県立大学短期大学部)

11月6日(月)(北大科研企画:北海道大学教育学部にて)
10:00-15:00 ワークショップ:若手研究者とリスター氏

2.参加申込について【要登録】
今回の大会は、対面で実施します(共通論題と特別講演のみ後日オンデマンド配信予定:申込者のみ)。参加費は無料で、非会員の方も参加できます。参加には事前の申込みが必要です。
下記の申込みフォームより参加申し込みを行なってください。

https://forms.gle/PM9tJPhCq1yVaBWNA

申込締切は【10月10日(火)23:59】→【10月25日(月)23:59】まで延長です。
※北大科研費ワークショップについては会場の関係で締切りしました。
※懇親会のキャンセルは準備の都合上、10月25日までにご連絡ください。以降はキャンセルできません

〇問い合わせ先
貧困研究会事務局(第16回大会関係)
 Email:taikai-entry@hinkonken.org

・参加登録や要旨集等の最新情報は貧困研究会HP(URL https://hinkonken.smoosy.atlas.jp/ja)をご覧下さい。

 

  第17回研究大会(2025年1月11日、12日)
  • 2024年度研究大会(貧困研究会第17回研究大会:2025年1月11-12日)開催についてhttps://hinkonken.smoosy.atlas.jp/ja/notices/2158
  • 日時:2025年1月11日(土)~12日(日)
    会場:沖縄大学(沖縄県那覇市国場555番地)

    大会リーフレット
    大会プログラム 

  • 1月11日(土)13:00-17:00
    ■共通論題:沖縄の貧困から考える
    ①問題提起(趣旨説明)
    山野良一(沖縄大学)
    ②特別講演
    玉城福子(名桜大学)
    「貧困研究への論点提供:拙著『沖縄とセクシュアリティの社会学――ポストコロニアル・フェミニズムから問い直す沖縄戦・米軍基地・観光』から(仮)」
    ③ 各論報告
    秋吉晴子(しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄代表)
    「沖縄ひとり親家庭物価高の影響調査」
    大井琢(弁護士)
    「沖縄「貧困弁護士」の足跡とこれから」
    二宮元さん(琉球大学)
    「雇用・労働から見る沖縄の貧困」
    ④コメンテーターによるコメント:志賀信夫(大分大学)
    ⑤質疑・討論
    ⑥まとめ

    ■年次総会 17:00-18:00
    ■懇親会 19:00-21:00

  • 1/12(日) 9:00-12:10

    ■自由論題 ※4会場で行います
    【分科会1】司会 吉中季子(神奈川県立保健福祉大学)
    (1)貧困子育て世帯の何が変わったか―2011~2022JILPT調査を用いて― 阿部彩(東京都立大学)
    (2)東アジア的家族像において見落とされるひとり親家族―家族の制度、機能、負担を事例に― 渡邊陽太(東北大学大学院)
    (3)母親ケアラーの直面する困難と子どもによる生活の維持 亀山裕樹(北海道大学大学院)
    (4)食品支援を利用するひとり親家庭の生活状況調査―内閣府・埼玉県調査との比較― 大山典宏(高千穂大学)
    (5)学校給食費を滞納する世帯の貧困状態―JACSIS研究を用いた記述的研究― 田中琴音(神奈川県立保健福祉大学)、西岡大輔(大阪医科薬科大学)、遠又靖丈(神奈川県立保健福祉大学)、田淵貴大(東北大学)
    (6)夜間・深夜労働の保護者を支える夜間保育施設の保育と子育て支援 大澤亜里(札幌大谷大学)、大澤真平(札幌学院大学)、山田千春(札幌大谷大学短期大学部)

    【分科会2】司会 後藤広史(立教大学)
    (1)生活保護基準における級地制度の変遷 ~救護法時代から旧生活保護法時代の記述をもとに~ 小出直(新潟医療福祉大学)
    (2)生活保護制度の実施体制と裁量―先行研究レビューを通した考察― 岩永理恵(日本女子大学)
    (3)生活保護申請をためらう要因の探索 中村健(新潟大学)、小澤薫(新潟県立大学)、米澤大輔(新潟大学)
    (4)自立支援プログラムにおける子ども支援の評価と効果 小澤薫(新潟県立大学)、中村健(新潟大学)、小池由佳(新潟県立大学 )
    (5)低所得層の貧困解決の責任をめぐる検討―生活保護世帯の子どもの大学進学支援をめぐる議論に注目して― 朴慧原(一橋大学)
    (6)生活困窮者支援と生活保護担当の職員間における連携の阻害・促進要因の分析―自立相談支援機関へのインタビュー調査から― 大里祥(大阪公立大学大学院)

    【分科会3】司会 田中智子(佛教大学)
    (1)社会調査における貧困集団の代表性の検証―基礎自治体の税と日常生活圏域ニーズ調査データの活用― 西岡大輔(大阪医科薬科大学)、川内はるな(大阪医科薬科大学)
    (2)行政区単位の貧困・低所得制度の捕捉率推計―沖縄地域を例に― 桜井啓太(立命館大学)
    (3)技能実習生の貧困―出身地生計費調査から― 新美達也(名古屋学院大学)
    (4)こどもの貧困の認知を規定する要因―発達差、性差を考慮して― 安明希(北海道大学大学院)、松本伊智朗(北海道大学)、加藤弘通(北海道大学)
    (5)日本のエネルギー貧困と健康 伊川萌黄(同志社大学)

    【分科会4】司会 白波瀬達也(関西学院大学)
    (1)ペアレントクラシー時代における若者の貧困 今岡直之(NPO法人POSSE)
    (2)子どもの貧困対策の監獄化?―沖縄県における中卒無業者対策を問い直す― 糸数温子(一橋大学大学院)
    (3)防災対策と貧困抑止のための空き家整備と現金支給の必要性―予備住宅制度と災害臨時ベーシックインカムの導入― 新美達也(NPO法人近畿地域活性ネットワーク)
    (4)セーフティネット住宅の家賃は何によって決まるか 泉田信行(国立社会保障・人口問題研究所)
    (5)路上ホームレス人口の調査手法と昼夜の実態比較 河西奈緒(国立社会保障・人口問題研究所)、杉田早苗(岩手大学)

    ■エクスカーション
    本島中部方面の米軍基地等を視察します。参加費2000円、先着20名まで。

  • 参加申し込み
    ・参加費は無料で、非会員も参加できます。
     会員・非会員とも、参加には事前の申込みが必要です。
     下記のGoogleフォームより参加申込みを行ってください。

    https://forms.gle/VmzqxBy7Bdg2Ne5z5

    【参加申込み締め切り:2024年12月10日(火)23:59】

    ・大会は、対面での開催です。
    ・最新情報は貧困研究会HPをご覧ください。
    ・大会時期は三連休にあたり、会場近辺の宿泊先等の予約が難しくなるかもしれません。早めの宿泊先の確保をお願いいたします。

    お問い合わせ先:貧困研究会事務局(第17回大会関係)
     電子メール:taikai-entry[at]hinkonken.org
    (送信時に[at]を半角の@に置き換えて下さい)