雑誌『貧困研究』バックナンバー 1~10号
『貧困研究』10号
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2013年6月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
布川日佐史(編集長)
福原宏幸
松本伊智朗
湯澤直美
村上英吾
山田篤裕巻頭のことば
リフレと賃金・生活保護−(村上英吾)特集 先進7ヶ国における社会扶助の給付水準の決定及び改定方式
特集趣旨 注目すべき5つの観点(山田篤裕)
イギリスの社会扶助の水準と政策動向(所道彦)
フランスの最低生活保障について(原田康美)
ドイツにおける社会扶助の給付水準の決定及び改定方式(齋藤純子)
オランダの最低賃金制度を中心とした最低生活基準(島村玲雄)
デンマークにおける最低生活保障(倉地真太郎)
スウェーデンの社会扶助について(岩名(宮寺)由佳)
韓国における国民基礎生活保障法の給付水準の決定及び改定方式(五石敬路)
座談会;フランス、オランダ、デンマーク、韓国の制度・政策に日本が学ぶもの特集2 地域で支える生活困窮者の自立支援と社会的包摂
基調講演 福祉事務所と民間福祉の役割と協働(木下武徳)
新たな生活困窮者支援体系の意味するところ(山崎史郎)
熊本県における生活困窮者対策(森枝敏郎)
釧路市の自立支援プログラムが目指すもの(木津谷康二)
シンポジウムを振り返って(新保美香)シリーズ:貧困研究の課題9 緊急企画生活保護見直しの動きを検証する
生活保護基準をめぐる動向と貧困研究の課題(布川日佐史)
生活保護基準部会報告書の統計的分析をめぐって(上藤一郎)
近年の最低生活費に関する生活課題(松本一郎)
生活保護相当CPIの検証(白井康彦)書評論文
和久井みちる著『生活保護とあたし』杉村宏投稿論文
「最低賃金と生活保護 −最低賃金決定における生活保護水準の妥当性」(桜井啓太)
「『生活困窮者』支援の分析−日本とドイツの事例を用いて−」(岩永理恵・渡辺久里子・丸山桂・駒村康平)国内貧困研究情報
貧困研究会第5回研究大会報告
及川昌洋/徳田康浩/嶋内健/松本一郎/中澤秀一/王瑋貧困に関する政策および運動情報
2012年7月~2012年12月(山田壮志郎/五石敬路/小西祐馬/村上英吾/北川由紀彦)
『貧困研究』9号
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2012年12月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
布川日佐史(編集長)
福原宏幸
松本伊智朗
湯澤直美
村上英吾
山田篤裕巻頭のことば
子どもの餓死事件が問うていること−裁く社会/裁かれる[母]/女性と貧困−(湯澤直美)特集●大阪の貧困−
大阪の困窮化への歴史的背景と西成区への貧困集中の実態(水内俊雄)
大阪市民の貧困観と近隣効果(川野英二)
大阪市における貧困と生活保護行政」(松崎喜良)
大阪市西成区における子どもの貧困と学校・地域からの支援(平川隆啓)
基礎自治体における就労支援と貧困−豊中市の場合(西岡正次)
大阪府茨木市のコミュニティソーシャルワーカー配置事業(室田信一)この人に聞く 第8回
金森克雄(K2インターナショナルグループ代表)
「若者支援の現場にも貧困問題の影響が顕著に」(インタビュー:村上英吾)投稿論文
東日本大震災避難世帯の被災1年後の状態と生活再建への障壁(菅野拓)書評論文
西村周三監修・国立社会保障・人口問題研究所編『日本社会の生活不安』(濱本知寿香)
都留民子編著『「大量失業社会」の労働と家族生活』(加美嘉史)国内貧困研究情報
注目すべき調査報告書
1:多重債務を経験した世帯への生活再生貸付支援(堤圭史郎)
2:「平成23年度全国母子世帯等調査」にみるひとり親世帯の動向(湯澤直美)貧困に関する政策および運動情報
2012年1月~2012年6月(山田壮志郎/五石敬路/小西祐馬/村上英吾/北川由紀彦)
『貧困研究』8号
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2012年6月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
布川日佐史(編集長)
福原宏幸
松本伊智朗
湯澤直美
村上英吾
山田篤裕
巻頭のことば
もう一つの「第二のセーフティネット」をめぐる政策論議が始まった(福原宏幸)特集●震災と貧困−貧困研究会第4回研究大会共通論題より−
基調報告:震災と貧困への基本資格(岩田正美)
震災後の釜石市近郊の貧困問題(菊池隆)
沿岸被災地の後背地一関市の問題状況(齋藤昭彦)
福島県における震災・下発事故と貧困(下村幸仁)
仙台市における支援活動から見えてきたこと(渡辺寛人)特集2●アメリカの格差反対運動とその背景
1.不平等社会とウォール街占拠運動(青木デボラ)
2.アメリカの新しい労働組織が担う貧困・格差問題解決における役割(山崎憲)シリーズ:貧困研究の課題8・特別講演
子どもと貧困−貧困の連鎖と自立支援−(青木紀)この人に聞く 第8回
加藤彰彦(沖縄大学学長:作家・野本三吉)
「沖縄の地から、地域と人々の暮らしの再生に取り組む」
(インタビュー:松本伊智朗)投稿研究ノート
生活保護をめぐる最近の動きと改革の方向性(吉永純)書評論文
阿部彩著『弱者の居場所がない社会』(岩永理恵)
伊多波良雄・塩津ゆりか著『貧困と社会保障制度』(浦川邦夫)国内貧困研究情報
1.貧困研究会第4回研究大会報告(2011年11月19日〜20日 於:岩手県立大学ほか)
①自由論題2 戦後の調査に見る知的障害児者・家族の貧困と生活実態(田中智子)
②自由論題3 家族の貧困と障害−虐待事例に見る生活困難(藤原里佐)
2.注目すべき調査報告書
無料低額宿泊所および法的位置づけのない施設に関する厚生労働省調査(山田壮志郎・村上英吾)貧困に関する政策および運動情報
2011年7月~2011年12月(山田壮志郎/五石敬路/小西祐馬/村上英吾/北川由紀彦)
『貧困研究』7号
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2011年11月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
青木 紀(北海道大学)※編集長
岩田正美(日本女子大学)
布川日佐史(静岡大学)
福原宏幸(大阪市立大学)
松本伊智朗(札幌学院大学)
巻頭のことば
貧困率上昇・貧困線低下のなか、生活保護制度改革への課題(布川日佐史)特集●生活保護制度改革に向けて−世界の社会扶助制度に学ぶもの−
アメリカ公的扶助におけるワークフェア政策の課題(木下武徳)
イギリスにおける低所得者向け所得保障と就労支援(菊地英明)
フランスの社会ミニマム改革に見る貧困低所得対策の特徴(原田康美)
社会扶助の実施と給付−ドイツの動向および課題(嶋田佳広)
1990年代以降のスウェーデンにおける公的扶助制度改革と就労支援(太田美帆)特集2●貧困測定の研究4
1.「流動社会」における生活最低限の実証的研究4:家計実態アプローチによる最低生活費−生活保護基準等との比較(貧困研究会・家計調査部会)
(岩田正美・村上英吾・岩永理恵・松本一郎・鳥山まどか)
2.現代版マーケットバスケット方式による貧困の測定
−静岡県における最低生計費資産調査結果より−(中澤秀一)シリーズ:貧困研究の課題7
特別講義:哀れみではなく力(power)を
−貧困、人権、シチズンシップ−
(ルース・リスター)この人に聞く 第2回
審査命・仙台で継続するホームレス支援活動
今井誠二+(編集委員)福原宏幸海外貧困研究動向
韓国の貧困と政策の研究動向(五石敬路)書評論文
連合総研『ワーキングプアに関する連合・連合総研共同調査研究報告書I・II』(渡邊幸良)
五石敬路『現代の貧困 ワーキングプア−雇用と福祉の連携策』(中嶋陽子)
垣田裕介『地方都市のホームレス−実態と支援策』(堤圭史郎)投稿論文
なぜ日本の単身高齢女性は貧困に陥りやすいのか(山田篤裕・小林江里香・Jersey Liang)国内貧困研究情報
1.注目すべき調査報告書:年越し派遣村相談票データから見えてくること
(貧困研究会・派遣村データ分析部会)
2.東日本大震災による被災者の生活と貧困(丹波史紀)貧困に関する政策および運動情報
2011年1月~2011年6月(山田壮志郎/五石敬路/小西祐馬/村上英吾/北川由紀彦)
『貧困研究』6号
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2011年6月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
青木 紀(北海道大学)※編集長
岩田正美(日本女子大学)
布川日佐史(静岡大学)
福原宏幸(大阪市立大学)
松本伊智朗(札幌学院大学)
巻頭のことば
空白の「災害と貧困」研究(青木紀)特集1●子どもの貧困と対抗戦略――研究・市民活動・政策形成〈貧困研究会第3回研究大会共通論題より〉
基調報告:貧困・家族・子ども(青木紀)
イギリスにおける子どもの貧困とCPAGの活動(フラン・ベネット)
日本における子どもの貧困と市民活動(湯澤直美)
コメント:貧困に対する三つのステージ(阿部彩)
コメント:子どもの貧困研究の射程(横井敏郎)
シンポジウムまとめに代えて(松本伊智朗)特集2●貧困測定の研究
(1)「流動社会」における生活最低限の実証的研究3――「全国消費実態調査」との比較(村上英吾)
(2)日本のワーキングプアの測定(村上雅俊)シリーズ:貧困研究の課題6 女性と貧困
母子世帯の所得分布と児童扶養手当の貧困削減効果――地方自治体の児童扶養手当受給資格者データから(藤原千沙/湯澤直美/石田浩)
福祉施設利用に見る女性の貧困(川原恵子)この人に聞く 第6回
日置真世(NPO法人地域生活支援ネットワークサロン)
――貧困問題の実践と研究を、制度に結び付けていきたい(インタビュー:岩田正美)投稿論文
中国・内モンゴル自治区における「生態移民」の貧困問題――移住民の生活様式の変化を中心に(アルタンボリグ[Altanbulag])書評論文
樋口美雄・宮内環・C. R. McKenzie・慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センター編『貧困のダイナミズム』(濱本知寿香)
岩永理恵著『生活保護は最低生活をどう構想したか――保護基準と実施要領の歴史分析』(布川日佐史)海外貧困研究動向
アメリカ福祉改革下における福祉事務所研究(木下武徳)国内貧困研究情報
1 貧困研究会第3回研究大会報告(2010年11月6日~7日、於:北海道大学)
(1)自由論題I「日本とカナダのワーキングプア」-1)
日本におけるワーキングプアの就労と生活の実像――連合・連合総研調査から見えてきたもの(福原宏幸/樋口明彦/村上英吾/西田芳正/吉中季子)
(2)自由論題II「地域における貧困と自立支援」-1)
東北地域における「不定住的貧困」――東北3都市の調査から(小池隆生/佐藤嘉夫)
(3)自由論題II「地域における貧困と自立支援」-2)
地方における貧困化の新しい傾向について(宮寺良光/佐藤嘉夫/小池隆生)
(4)自由論題II「地域における貧困と自立支援」-3)
生活保護の就労自立支援(五石敬路)
2 興味深い実践を知る 子どもの貧困と学校の役割(肥下彰男)貧困に関する政策および運動情報
2010年7月~2010年12月(山田壮志郎/五石敬路/村上英吾/北川由紀彦)
『貧困研究』5号
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2010年11月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
青木 紀(北海道大学)※編集長
岩田正美(日本女子大学)
布川日佐史(静岡大学)
福原宏幸(大阪市立大学)
松本伊智朗(札幌学院大学)
巻頭のことば
今日の「無縁社会」をどうとらえるか(岩田正美)特集1●日本の貧困は「地方」にどう立ち現れているか
北海道における高齢者の貧困(大友芳恵)
東北地方における貧困――ひとり親家庭および子どもの貧困を例にして(丹波史紀)
近畿地方A県における多重債務と貧困――聞き取り調査結果を中心に(佐藤順子)
和歌山県新宮市における地域福祉活動と生活困窮者支援(稲田七海)
九州地方における貧困――大分の一般世帯および野宿生活者の生活実態から(垣田裕介)特集2●貧困測定の研究2
(1)「流動社会」における生活最低限の実証的研究2――高齢世帯と母子世帯の家計状況の報告-貧困研究会・家計調査部会(岩田正美/岩永理恵/鳥山まどか/松本一郎/村上英吾)
(2)近年の日本におけるワーキングプアの特徴と動態(五石敬路)シリーズ:貧困研究の課題5 障害と貧困
障害児者の貧困をどうとらえるか――重なり合う困難という視点から(藤原里佐)
家計構造からみる成人期知的障害者のいる家族の貧困(田中智子)この人に聞く 第5回
宇都宮健児(弁護士、日弁連会長)貧困問題への日弁連の取り組みはまだ始まったばかり(インタビュー:布川日佐史)投稿論文
給付つき税額控除と子ども手当の貧困削減効果――マイクロ・シミュレーションによる分析(田中聡一郎/四方理人)
児童養護施設で生活する子どもたちの退所の様相――生活過程の縦断調査の結果から(谷口由希子)書評論文
青木紀著『現代日本の貧困観――「見えない貧困」を可視化する』(小西祐馬)
テス・リッジ著『子どもの貧困と社会的排除』(大澤真平)海外貧困研究動向
インドにおける貧困研究の動向――‘Inclusive Growth’をめぐる二つの論点(佐々木宏)国内貧困研究情報
1 注目すべき調査報告書 母子世帯の子どもの教育機会と修学保障(山野良一/湯澤直美)
2 興味深い実践を知る 中高生が学ぶ現代日本の「貧困」(久保田貢)貧困に関する政策および運動情報
2010年1月~2010年6月(山田壮志郎/五石敬路/鳥山まどか/村上英吾/北川由紀彦)
『貧困研究』4号
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2010年5月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
青木 紀(北海道大学)※編集長
岩田正美(日本女子大学)
布川日佐史(静岡大学)
福原宏幸(大阪市立大学)
松本伊智朗(札幌学院大学)
巻頭のことば
歯止めと希望(松本伊智朗)特集1●日韓における地域の社会的包摂システムの模索――貧困研究会第2回研究大会共通論題より
共通論題実施にあたって(五石敬路)
韓国におけるホームレス問題と政策課題(金秀顯)
ホームレス支援による居住福祉の試みとインナーシティ再生(水内俊雄)
韓国における非住宅居住民に関する実態調査報告(徐鐘均)
住宅セーフティネット政策について(平山洋介)
韓国における社会的企業の現況と課題(李恩愛)
ビジネスによるホームレス問題の解決――ビッグイシュー日本の試みを通して(佐野章二)
シンポジウムまとめに代えて(村上英吾)特集2●貧困測定の研究
1.鼎談:貧困率をどうとらえるか(岩田正美/阿部彩/山田篤裕)
2.貧困基準の重なり――OECD相対的貧困基準と生活保護基準の重なりと等価尺度の問題(山田篤裕/四方理人/田中聡一郎/駒村康平)
3.「流動社会」における生活最低限の実証的研究――若年単身者の家計と生活状況調査による検討(貧困研究会・家計調査部会:岩田正美/岩永理恵/鳥山まどか/松本一郎/村上英吾)シリーズ:貧困研究の課題4 高齢者の貧困と孤立
ひとり暮らし高齢者の貧困と社会的孤立(河合克義)
都市高齢者の「孤立」と地域福祉の課題(黒岩亮子)この人に聞く 第4回
ありむら潜(西成労働福祉センター職員、漫画家)
――福祉労働者・漫画家の視点から釜ヶ崎の変容を見る(インタビュー:福原宏幸)投稿論文
大都市「ホームレス」の実態と支援課題――生活保護制度を中心に(後藤広史)
刑務所(刑事施設)出所者の社会復帰のための支援――排除社会からの脱却を目指して(多田庶弘)書評論文
江口英一・川上昌子著『日本における貧困世帯の量的把握』(柴田謙治)海外貧困研究動向
イギリス貧困研究の展開と現状(所道彦)国内貧困研究情報
貧困研究会第2回研究大会報告
(1)第1分科会報告:大阪N地区住民の健康と生活に関する実態調査報告(座長:福原宏幸)
(2)第3分科会報告:大阪地域就労支援事業相談者の貧困と社会的排除(座長:福原宏幸)
(3)自由論題報告要旨貧困に関する政策および運動情報
2009年7月~2009年12月(村上英吾/五石敬路/鳥山まどか/松本一郎/北川由紀彦)
『貧困研究』3号
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2009年10月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
青木 紀(北海道大学)※編集長
岩田正美(日本女子大学)
布川日佐史(静岡大学)
福原宏幸(大阪市立大学)
松本伊智朗(札幌学院大学)
巻頭のことば
ワーキングプア問題の解決をめざして(福原宏幸)特集●現代日本における貧困の特質をどうとらえるか
貧困をめぐる社会構図の転換――現代日本の貧困の特徴(中川清)
現代の消費・生活様式の特質と貧困(馬場康彦)
ひとり親家族から見た貧困(岩田美香)
雇用・失業の視点から見た現代の貧困――流動化する不安定就業に着目して(伍賀一道)
ホワイトカラーの非正規労働者化と貧困化――「就業構造基本調査」の分析を中心に(森岡孝二)
「貧困」から見た現代日本と開発途上国(野上裕生)小特集●貧困研究の課題
〈I〉在日外国人・帰国者の生活と貧困
1.在日ブラジル人世帯の貧困(小内透)
2.中国残留日本人孤児に見る貧困――歴史的に累積された剥奪(浅野慎一)
〈II〉現場から望む研究課題
1.「生存権裁判」から貧困研究に対する要望(舟木浩)
2.「ハウジングプア」という問題系(稲葉剛)この人に聞く 第3回
今野晴貴(POSSE)/藤田孝典(ほっとポット) 労働と福祉の分野から貧困問題に迫るNPO活動(インタビュー:岩田正美)
投稿論文
北海道における救護施設利用者の分析――研究ノート――(福間麻紀)書評論文
湯浅誠・冨樫匡孝・上間陽子・仁平典宏編著『若者と貧困――いま、ここからの希望を』(山田勝美)
藤本典裕・制度研編『学校から見える子どもの貧困』(金澤ますみ)海外貧困研究動向
ドイツにおける貧困をめぐる動き(嵯峨嘉子)国内貧困研究情報
1.注目すべき調査報告書を読む
タクシー運転者、介護職、季節労働者、官製ワーキングプアの調査研究(川村雅則)
2.興味深い統計と数字の動きを見る
パネル研究から見た日本の貧困動態(濱本知寿香)貧困に関する政策および運動情報
2009年1月~2009年6月(村上英吾/五石敬路/鳥山まどか/松本一郎/北川由紀彦)
『貧困研究』2号
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2009年5月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
青木 紀(北海道大学)※編集長
岩田正美(日本女子大学)
布川日佐史(静岡大学)
福原宏幸(大阪市立大学)
松本伊智朗(札幌学院大学)
巻頭のことば
今こそ貧困調査の実施と生活保護制度の改革を(布川日佐史)特集●流動社会における新しい貧困のかたち――貧困研究会第1回研究大会共通論題より
共通論題実施にあたって(村上英吾)
住居喪失不安定就労者に関する厚生労働省全国調査について(北條憲一)
若年ホームレス生活者への支援の模索(沖野充彦)
ネットカフェ生活者の雇用と住居の流動性(村上英吾)
三報告へのコメントと論点開示――「新しい貧困」の分析視角をめぐって(垣田裕介)
三報告へのコメントと論点開示――労働組合運動の視点から(河添誠)
さまざまな貧困の「かたち」とその意味――シンポジウムまとめに代えて(岩田正美)
追悼:貧困研究者・江口英一先生を悼む(岩田正美)小特集●貧困研究の課題
〈I〉医療と貧困
1.貧困・所得格差と健康――貧困の絶対性と相対性の観点から(近藤尚己/イチロー・カワチ)
2.わが国の貧困と医療の課題――英国との比較から(高鳥毛敏雄)
〈II〉若者と貧困
1.若者の貧困を見る視点(宮本みち子)
2.自己責任論とアンダークラス論を乗り越えるために――若者と貧困に関する実証研究の課題(西田芳正)この人に聞く 第2回
派遣村の先に見えるもの――メディアと貧困問題(インタビュー:青木紀)
水島宏明(テレビディレクター)
東海林智(毎日新聞記者)
斎藤貴男(フリージャーナリスト)投稿論文
アメリカにおける「個人開発口座IDAs」の展開――資産ベース福祉政策に関する予備的研究(野田博也)
日本の教育費制度と貧困問題――修学資金制度の利用実態を通じて(鳥山まどか)書評論文
ポール・スピッカー『貧困の概念――理解と応答のために』(小西祐馬)
阿部彩『子どもの貧困――日本の不公平を考える』(山野良一)海外貧困研究動向
フランスにおける貧困研究 マリーズ・マルプサット(訳:福原宏幸)国内貧困研究情報
1.貧困研究会第1回研究大会報告
第1分科会報告:社会的包摂政策の現在――欧州と日本(座長:中山徹)
第2分科会報告:子どもの貧困と健康・障害(座長:松本伊智朗)
自由論題の記録と論点整理(座長:下村幸仁)
2.興味深い統計と数字の動きを見る
多重債務と貧困――公的統計・調査からみる日本と米国の現状(宮坂順子)貧困に関する政策および運動情報
2008年8月~2008年12月(村上英吾/五石敬路/鳥山まどか/松本一郎)「貧困問題」キーワード解説(大澤真平)
『貧困研究』1号
-
2008年10月
出版:明石書店
定価:1800円編集委員
青木 紀(北海道大学)※編集長
岩田正美(日本女子大学)
布川日佐史(静岡大学)
福原宏幸(大阪市立大学)
松本伊智朗(札幌学院大学)
創刊の辞 雑誌『貧困研究』創刊にあたって(青木紀)
海外からのお祝いのことば
アメリカより 先進国における貧困と不平等の理解が求められている(キース・キルティ/エリザベス・シーガル)
イギリスより 雑誌『貧困研究』によせて(デビッド・ピアショ)
ドイツより ドイツにおける貧困報告および貧困との闘い(ヴァルター・ハネッシュ)特集 貧困研究の課題
貧困研究に今何が求められているか(岩田正美)
貧困解決に経済学はいかに貢献できるか(橘木俊詔)
貧困解決に社会保障法はいかに貢献できるか(菊池馨実)
貧困現象を空間的視点からとらえると見えるもの(水内俊雄)小特集 生活保護と扶助基準
生活保護を問うことの意味―低所得層と生活保護層―(杉村宏)
今、なぜ生活保護基準を議論すべきか(布川日佐史)この人に聞く 第1回
湯浅誠 反貧困運動の組織化と研究への期待(インタビュー:松本伊智朗)書評論文
堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ』を中心に―ジャーナリストの著作から学ぶ―(青木紀)
大山典宏『生活保護vsワーキングプア―若者に広がる貧困』―ワーキングプア問題に対して生活保護は有効か―(福原宏幸)海外貧困研究動向
アメリカにおける貧困研究の動向―子どもの貧困についての計量分析を中心に―(阿部彩)国内貧困研究情報
1 注目すべき調査報告書を読む 最近公表された研究報告書の紹介(松本伊智朗)
2 興味深い統計と数字の動きを見る 貧困急増の実態とその背景―いくつかの統計資料―(後藤道夫)貧困に関する政策および運動情報
2007年1月~2008年7月(村上英吾/五石敬路/鳥山まどか/松本一郎)
「貧困問題」キーワード解説(小西祐馬)