研究大会 第1~10回

  第10回研究大会   
  • と き:2017年12月9日(土)〜10日(日)
    ところ:大谷大学(京都市北区)
        京都市営地下鉄烏丸線 国際会館行「北大路」駅
        (JR京都駅から乗車時間約13分)
    会 場:慶聞館(きょうもんかん)304教室

     
    大会リーフレット
    大会プログラム(当日配布します)

     
    共通論題:子どもの貧困の現状と政策的課題の検討
     
     子どもの貧困対策法が2014年1月に施行されて3年余りが経過しました。この間、子どもの貧困率やひとり親の貧困率の高さが明らかになり、子どもの学習支援事業や子ども食堂などの取組が全国に広がりました。また、児童扶養手当(多子加算)の増額、給付型奨学金の創設など制度の一部改善も見られます。
     他方で、子どもの貧困についても最後のセーフティネットである生活保護においては、生活扶助基準(2013年から)、住宅扶助基準(2015年から)等が減額されました。
     現在、生活困窮者支援法と生活保護法、生活保護基準についての、2018年度からの一体的な「改革・見直し」を目指して、それぞれの関係する審議会等で検討が進められています。生活保護基準に関しては、有子世帯への給付(母子加算等)が検討の俎上に上がっています。
     今年の共通論題は2日間にわたって子どもの貧困について多角的に検討します。
     大会初日は、ひとり親家庭に焦点をあてて、その現状を明らかにするとともに、生活保護世帯の子どもたちの置かれている状況や、母子加算をはじめとする子育てについての生活保護基準の在り方などを検討します。
     2日目は、子どもの貧困調査(大阪府)や生活保護世帯の大学生についての調査(堺市)、また児童養護施設の子どもたちの現状等から見えてくる子どもの貧困について検討します。

    12月9日(13:30〜16:40)
    共通論題:子どもの貧困の現状と政策的課題の検討
    -PART1 ひとり親家庭を中心に-

    司会
    吉永 純(花園大学)

    報告
    阿部 彩(首都大学東京)
     「ひとり親世帯の子どもの複合的不利:東京都「子供の生活実態調査」から」
    林 明子(大妻女子大学)
     「生活保護世帯の子どもの見えにくい実状」
    岩永 理恵(日本女子大学)
     「生活保護における子どもと保護基準 -最近の基準部会・母子加算をめぐる議論を踏まえて-」

    年次総会
    懇親会
     開始時刻:18:00〜
     会  費:5000円(予定)

    12月10日(9:00〜11:40)
    共通論題:子どもの貧困の現状と政策的課題の検討
    -PART2 自治体調査や施設から見た子どもの貧困-

    報告
    嵯峨 嘉子(大阪府立大学)
     「大阪府 子どもの生活に関する実態調査から見える子どもの貧困」
    桜井 啓太(名古屋市立大学)
     「生活保護と大学進学:生活保護世帯の大学生等生活実態調査(堺市)から」
    木塚 勝豊(平安徳義会養護園施設長)
     「児童養護施設の子どもたちの自立と貧困」

    12月10日(13:00〜16:30) 自由論題報告
    志賀信夫(大谷大学)
     「社会的排除と貧困」
    今野晴貴(一橋大学大学院生、NPO法人POSSE)
     「相談事例から見る生活困窮と労働問題の相互関係」
    渡辺寛人(東京大学大学院博士課程、NPO法人POSSE)
     「貧困バッシングの構造」
    大山典宏(立教大学大学院生)
     「生活保護制度における自治体ローカル・ルール
     ―全国都道府県及び政令指定都市における運用マニュアルの分析から―」
    掛川直之(大阪市立大学/日本学術振興会)
     「出所者支援における既存の社会資源の活用:自立準備ホームの課題と展望」
    白波瀬達也(関西学院大学)
     「あいりん地区に見る貧困の地域集中の功罪」

     
    参加申し込み
    参加をご予定されている方は、参加日別の出欠と懇親会の出欠を、以下のメール宛てにお知らせ下さい。 

    taikai-entry[ at ]hinkonken.org(送信時には[ at ]を@に置き換えて下さい)

    お知らせいただくこと(コピペで○か×を記載してください)
    ・お名前(ご所属)
    ・会員区分    会員 ・ 非会員
    ・9日 研究大会  ○ ・ ×
    ・9日 懇親会   ○ ・ × 
    ・10日 研究大会 ○ ・ ×

    なお、当日の参加費は1000円となります。
    多くの皆様のご参加をお待ちしています。
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    北大路駅南改札を出て6番出口を上がり、階段を登って地上に出てください。
    左方向に大学北門(北大路通側)があります。
    北門からキャンパスに入り、直進(南下)すると右手に慶聞館が見えます。
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    お問い合わせ先
    貧困研究会事務局
    e-mail admin[ at ]hinkonken.org(送信時には[ at ]を@に置き換えて下さい)

  第9回研究大会   
  • と き:2016年12月3日(土)〜4日(日)
    ところ:コラッセふくしま(福島駅西口)(福島県福島市三河南町1番20号)
        チェンバおおまち(福島駅東口)福島県福島市大町4番15号

     
    大会リーフレット 

    12月3日(コラッセふくしま) 401会議室

    シンポジウム:13:30〜16:30
    共通論題:生活再建と貧困・復興格差

     東日本大震災から5年が経過しました。「復興集中期間」の5年間を通じて、様々な復旧・復興事業が行われてきましたが、人びとの暮らしの再建をみると、被災地において一層の格差が生じています。
     とりわけて、ふくしまは震災と原発事故の影響によって、いまだ多くの被災者がいつ、どこで、どのように生活再建するかさえ決めかねている人が少なくありません。また、震災直後の被害だけでなく、震災後の二次的な被害も生じています。
     被災地における貧困と格差に焦点をあてながら、災害時でも人びとが尊厳を保ち、暮らすことができる地域社会のあり方を考えます。

    報告(仮題)
    「総論・問題提起」丹波史紀(福島大学)

    「原発事故賠償からみる福島復興の課題」除本理史(大阪市立大学)

    「県外避難者支援」佐藤宏美(ふくしま連携復興センター)

    「生業(なりわい)裁判」渡邊純(けやき法律事務所・弁護士)
     
    年次総会:16:45〜17:45
     
    懇親会:18:00〜
     懇親会費: 4,000 円

     
    12月4日(チェンバおおまち)

    分科会・自由論題報告:9:00〜11:30
     
    9:00〜9:30
    「ドイツにおける住宅喪失予防の取り組み」嵯峨嘉子(大阪府立大学)

    9:35〜10:05
    「高齢者の生活実態―最低生計費調査や聞き取り調査から見えること」中澤秀一(静岡県立大学短期大学部)・小澤薫(新潟県立大学)

    10:10〜10:40
    「生活保護における障害加算の変遷と課題」中野加奈子(大谷大学)

    10:45〜11:30
    「治療の開始及び療養の継続に関わる支援の現状と課題(その1) —医療機関調査の結果から—」湯川順子(県立広島大学)・田中聡子(県立広島大学)
    「治療の開始及び療養の継続に関わる支援の現状と課題(その2) —医療ソーシャルワーカー調査の結果から—」田中聡子(県立広島大学)・湯川順子(県立広島大学)
     
    エクスカーション:12:00〜18:00
     見学コース:福島駅 - 飯館村 - 南相馬小高地区 - 浪江町 - 福島駅
     参 加 費:弁当代込 3,500 円

    エクスカーションには定員がありますので、参加を希望される方は早めにお申し込みください。
     
    ※大会参加費:無料 

     参加される場合は、事前にシンポジウム・懇親会・自由論題、エクスカーションそれぞれへの参加の有無について、11月末日までに、下記の大会受付用アドレス宛にご連絡ください。
     
    研究大会受付用アドレス
    e-mail taikai-entry[ at ]hinkonken.org(送信時には[ at ]を@に置き換えて下さい)

    申し込みメールの例)

    シンポジウム  :参加
    懇親会     :参加
    自由論題    :参加
    エクスカーション:参加

     
    お問い合わせ先
    貧困研究会事務局
    e-mail admin[ at ]hinkonken.org(送信時には[ at ]を@に置き換えて下さい)

  第8回研究大会   
  • と き:2015年12月12日(土)〜13日(日)
    ところ:九州大学箱崎キャンパス(文系中講義室、21世紀交流プラザ)(福岡市東区箱崎6-10-1)

      
    ※本研究大会は、大阪市立大学都市研究プラザの先端的都市研究拠点共同利用事業の助成を受け実施するものです

     
    大会リーフレットはこちら
       

    12月12日

    シンポジウム(文系地区6番 中講義室)
    共通論題:地域が抱える健康・貧困リスク問題への学術的視点

    報告(仮題)
    「健康リスク・貧困リスクの社会格差と地域格差」
    中谷友樹(立命館大学文学部教授)

    「地域のソーシャル・キャピタルと地域住民の健康」
    市田行信(政策基礎研究所(EBP)代表取締役

    「リスク集積地域における貧困・剥奪・不健康と社会資源による
    共助的支援の展開」
    福原宏幸(大阪市立大学教授)

    コーディネーター
      浦川邦夫(九州大学准教授)

     

     
    12月13日

    分科会・自由論題(文系地区8番 21世紀交流プラザ・共通講義室1)
     
    自由論題

    「多次元の貧困が若年層の主観的厚生に与える影響: JSHINEデータによる分析」Wei WANG(九州大学経済学府)

    「外国人労働者のソーシャル・キャピタルと健康・生産性: 結合型SCと橋渡し型SCの比較」浦川邦夫(九州大学) Carl PAGE (九州大学経済学府)

    「様々な貧困指標による貧困の測定:2000年代以降の貧困の推移」徳冨智哉
(九州大学経済学府)
    分科会:フードバンクが生活困窮者支援に果たす役割:日本とフランスの
事例から

    「フードバンクの理論・歴史的背景」角崎洋平(佛教大学・学振特別研究員)

    「日本におけるフードバンク活動」佐藤順子(佛教大学)

    「フランスにおけるフードバンク活動」小関隆志(明治大学)

    「日本におけるフードバンク活動の課題」佐藤順子
     

     
    ※参加費:無料
     参加される場合は、事前にシンポジウム・懇親会・自由論題・分科会それぞれへの参加の有無について事務局までご連絡ください。
      

     
    お問い合わせ先
    貧困研究会事務局
    e-mail admin[ at ]hinkonken.org(送信時には[ at ]を@に置き換えて下さい)

  第7回研究大会   
  • と き:2014年11月8日(土)〜9日(日)
    ところ:サテライトキャンパスひろしま(広島県広島市中区大手町1丁目5−3)

      
    ※本研究大会は、大阪市立大学都市研究プラザの先端的都市研究拠点共同利用事業の助成を受け実施するものです

     
    大会リーフレットはこちら 

    11月8日

    共通論題
     憲法25条ゆかりの地で、あらためて『最低生活保障』を問う
     ~原論・政策・運動の三領域から

     最低生活とはなにか?またそれを「ナショナルミニマム」としてどのような方法で保障すべきか?は、貧困研究がその草創期から一貫して問い続けてきた、いわば核心的論点といっても過言ではない。また、近年の生活保護基準の見直し、1950年以来初の改正となった2013年改正生活保護法の成立など、近年大きく動く、我が国の貧困問題にかんする政策動向を念頭におくと、これらの問いに取り組むことは、日本の貧困研究の喫緊の課題でもある。
     第7回大会の開催地・広島は、日本における最低生活保障をめぐる議論の理念的な参照点である「健康で文化的な最低限度の生活」を明文化し、日本国憲法第25条誕生に大きく寄与した社会政策学者・森戸辰男氏(1888年広島県福山市生まれ、広島大学初代学長)ゆかりの地である。そこで広島で大会を開催するにあたり、現地実行委員会としては、現代日本の最低生活保障の動向をにらみつつ、上述の貧困研究の核心的論点に正面から向き合ってみたいと考え、それを共通論題としてとりあげる。具体的には、この論点にかかわる三つの領域、(1)最低生活保障をめぐる原論(哲学)、(2)最低生活保障をめぐる政策論、(3)最低生活保障を要求する専門家・市民・当事者による運動、のエキスパートを招きシンポジウムを企画した。このシンポジウムにおいては、今激動のなかにある我が国の最低生活保障の現在と今後の展望をめぐる活発かつ建設的な議論が、登壇者のみならず会員・非会員参加者の間で交わされることを期待している。

    報告1:「ナショナルミニマム保障の哲学」
        堅田香緒里さん(法政大学)
    報告2:「最低生活保障の具体的参照基準:誰が、どのようなデータを使い
どのように決めるのか?」
        岩田正美さん(日本女子大学)
    報告3:「生存権保障をめぐる運動の今」
        稲葉剛さん(特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい)

    討論
     コーディネーター 青木紀さん(名寄市立大学)

     

     
    11月9日

    分科会1:
    ドイツの最低生活保障基準決定とその検証の在り方をめぐる違憲判決
     ヨハネス・ミュンダー(ベルリン工科大学法学部教授)

    分科会2:住まいの貧困調査(中間報告)

    「首都圏における不安定就業者の居住実態について」東京チーム
    「名古屋における不安定就業者の居住実態について」名古屋チーム
    「大都市における低家賃民営借家ストックの変化に関するデータ分析」
     
式王美子(立命館大学)
    自由論題報告

    「フード・バンクの今日的意義ーレスト・ド・クールの事例から」
     佐藤順子
(佛教大学 福祉教育開発センター)
    「ワーキングプアの計量分析」 村上雅俊(阪南大学)
    「反転する「最低賃金と生活保護の逆転現象」〜生活保護基準引き下げの影響〜」桜井啓太(大阪市立大学人権問題研究センター)
    「社会的弱者の「被災後」から「平常時」の生活を支える制度の探究〜住宅手当に焦点を当てて」岩永理恵(神奈川県立保健福祉大学)

  第6回研究大会   
  • と き:2013年11月9日(土)〜10日(日)
    ところ:日本福祉大学 名古屋キャンパス(名古屋市中区千代田5-22-35)

     
    大会リーフレットはこちら
     

    11月9日

    特別講演 「貧困研究とはなにか」
    デビット・ピアショ氏(ロンドン大学政治経済学院:London School of Economics and Political Science)

    後 援:北海道大学教育学研究院
     

    共通論題 「貧困政策を検証する」

     貧困研究会が発足して5年余りが経過した。この間貧困問題に対する社会的な関心は浮沈してきた。本研究会が発足した2007年は、いわば「貧困ブーム」の真っただ中にあり、貧困問題を解決すべきという社会的機運が高かった。麻生政権の後半から民主党政権の前半にかけて、いわゆる第2のセーフティネットの整備、母子加算の復活、パーソナルサポートサービスの実施など、貧困問題への政策的な対応はめまぐるしく展開した。
     その後、生活保護受給者の205万人突破や生活保護バッシングを経て、今日では貧困問題を解決すべきという社会的機運は低下しているように見える。また、生活保護基準の引き下げに象徴されるように、政策の方向性も反転しているように見える。しかし、政策対象としての「貧困問題」それ自体は大きく変化したわけではなく、引き続き対応が求められていることは言うまでもない。
     以上の経験を踏まえ、本企画では、この間の政策動向を振り返ることで、今後の貧困政策研究の課題を明らかにしてみたい。
     

    第1報告:「生活保護 〜生活保護基準引き下げ問題を中心に〜」
         布川日佐史氏(法政大学)

    第2報告:「子どもの貧困 〜奨学金問題など教育政策の視点から〜」
         大内裕和氏(中京大学)

    第3報告:「生活困窮者支援 〜パーソナルサポートサービスから
         新たな困窮者支援体系へ〜」
         原田正樹氏(日本福祉大学)

    コメント:「今後の研究課題の提起」杉村宏氏(貧困研究会代表)
         「今後の貧困政策研究への期待」日置真世氏(NPO法人地域生活支援ネットワークサロン)

    フロア討議
    コーディネーター 山田壮志郎(日本福祉大学)

     
     

    11月10日

    分科会報告 宿泊所をめぐる動向と課題

    「厚生労働省調査の概要と施設類型」村上英吾(日本大学)
    「無届入所施設調査1 届出/無届を規定する要因」後藤広史(日本大学)
    「無届入所施設調査2 アルコール・薬物依存症者を対象とした施設の現状」松本一郎(国際医療福祉大学)
    「無料低額宿泊所等に関する福祉事務所アンケート中間報告」山田壮志郎 (日本福祉大学)
    自由論題報告

    「朝日訴訟運動はなぜ『生存権』を語ることができたのか」冨江直子(茨城大学)
    「緊急一時宿泊事業利用者の実態と貧困対策の課題」加美嘉史(佛教大学)
    「高齢者における相対的剥奪の割合と諸特性~JAGESプロジェクト横断調査より~」斉藤雅茂(日本福祉大学)
    「フィラデルフィア市におけるマイクロクレジット機関のケーススタディ」佐藤順子(佛教大学)

  第5回研究大会   
  • と き:2012年9月29日(土)〜30日(日)
    ところ:北海道教育大学釧路校
     
    後 援:釧路市
        北海道教育大学釧路校
        NPO法人地域生活支援ネットワークサロン
        くしろ若者サポートステーション
        北星学園大学同窓会釧路支部 *順不同
     
    大会リーフレットはこちら
    シンポジウム・チラシ
     
      
    29日(土)
    共通論題
    地域で支える生活困窮者の自立支援と社会的包摂

    基調講演:木下 武徳(北星学園大学准教授)  13:00〜
    司  会:新保美香(明治学院大学教授)

    報  告:                  14:00〜16:30
         山崎史郎(内閣府政策統括官)
         森枝敏郎(前熊本県健康福祉部長)
         木津谷康二(釧路市生活福祉事務所長)
    コメンテーター:
         木下 武徳(北星学園大学准教授)

    懇親会(於: 釧路校生協)           17:00〜
     

    30日(日)
     
    分科会報告                  9:00〜11:30
    分科会1:自立支援・社会的包摂政策

    「生活保護自立支援プログラムによる多様な価値への新たな評価」及川昌洋(釧路市福祉部)
    「高齢者への新たな支援施策の必要性−生活保護受給者の年金受給額から」徳田康浩(釧路市福祉部)
    「アクティベーション政策のディレンマ−デンマークにおける移民の社会的
包摂をめぐる取り組みとその課題」嶋内健(立命館大学非常勤講師)
     
    分科会2:最低生活費と貧困基準

    「低所得者の食費構造」松本一郎(国際医療福祉大学)
    「現代版マーケット・バスケット方式の課題と展望−静岡調査から見えた
こと」中澤秀一(静岡大学短期大学部)
    「中国における『都市住民最低生活保障条例』の展開とその課題―特に貧困基準を中心に」王瑋(日本女子大学大学院生)
     
    総会                     11:40〜12:10
    エクスカーション               13:00〜15:00
     冬月荘および「Zっと!スクラム」の見学
     ※当日はスクラムOBの青年たちの座談会を行う予定です

      
    ※研究会の会員ではなくても、どなたでも参加できます。
     参加ご希望の方は、シンポジウム・懇親会・分科会・エクスカーションへの参加について事務局まで連絡いただければ幸いです。連絡先はリーフレットをご覧下さい。

    ※エクスカーションへの参加募集は締め切りました。

  第4回研究大会   
  • と き:2011年11月19日(土)〜20日(日)
    ところ:1日目(地域交流センター・マリオス)・2日目(岩手県立大学 アイーナ・キャンパス)
    参加費(会場費および資料代等)11月19日:無料、11月20日:1,000円
    会 場
    11月19日 地域交流センター・マリオス 18階会議室
    11月20日 岩手県立大学 アイーナ・キャンパス 7階・学習室1
    交通アクセス
    1日目:地域交流センター・マリオスは、「JR盛岡駅」より徒歩3分
    2日目:岩手県立大学アイーナ・キャンパスは、「JR盛岡駅」より徒歩4分、岩手県民情報交流センターアイーナ7階
    ※大会リーフレットはこちら。

    大会プログラム
    11月19日(土)研究プロジェクト報告・共通論題(地域交流センター・マリオス)

    第1部 貧困と自立支援に関する研究プロジェクト報告
    10:30〜12:00
    第1報告 生活保護受給者調査
    第2報告 生活保護受給者ケース分析結果
    第3報告 自立支援機関の取り組み(ヒアリング調査結果と岩手の事例)
    総括討論 岩手における自立支援の方法と課題 助言者 布川日佐史(静岡大学)
    13:00~14:00 記念講演「子どもと貧困―貧困の連鎖と自立支援:震災後の状況を踏まえて」
    青木紀(名寄市立大学)

    第2部 共通論題「震災と貧困」
    14:20~14:50 基調講演「震災と貧困への基本的視角」 岩田正美(日本女子大学)
    15:00~16:20 シンポジウム
    震災後の釜石市近郊の貧困問題 菊池 隆(岩手県沿岸広域振興局福祉課長)
    沿岸後背地一関市近郊の問題状況 斎藤 昭彦(一関市福祉事務所長)
    福島県における震災・原発事故と貧困 下村幸仁(山梨県立大学)
    仙台市における支援活動から見えてきたこと 渡辺寛人(NPO法人POSSE)

    16:30~17:30 総括討論
    17:40~18:10 年次総会
    18:30~20:00 懇親会(エスポワールいわて・和室:会費4,000円)

    11月20日(日) 自由論題(会場:岩手県立大学 アイーナ・キャンパス)
    自由論題
    9:00~11:00
    「生活保護をめぐる最近の動きと改革の方向性」 吉永純(花園大学)
    「戦後の調査に見る知的障害児者・家族の貧困と生活実態」田中智子(佛教大学)
    「家族の貧困と障害」藤原里佐(北星学園大学短期大学部)

    大会終了後、20日の午後にオプショナルツアーとして被災地の視察を企画していますので、奮ってご参加下さい。(関西方面は花巻空港18時30分発、東京方面はJR盛岡駅19時41分発でのお帰りとなります)

    今大会の共通論題は岩手県の研究プロジェクト「貧困と自立支援に関する研究会」との共催です。
    ※会員以外の方でも参加できます。
    ※大会への参加を希望される方は、事前に大会事務局宛にメールにて連絡をお願いします。
    ※参加費(会場費および資料代等)11月19日:無料、11月20日:1,000円
    ※詳細および最新情報は貧困研究会HP(URL http://wwwsoc.nii.ac.jp/hinkon/)をご覧下さい。

    貧困研究会事務局
    〒101-8360 東京都千代田区三崎町1-3-2 日本大学経済学部 村上研究室
    URL http://wwwsoc.nii.ac.jp/hinkon/

  第3回研究大会   
  • と き:2010年11月6日(土)〜7日(日)
    ところ:北海道大学
    参加費:1日目 無料、2日目 一般1000円
    会 場
    11月6日 北海道大学 学術交流会館
    11月7日 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)
    交通アクセス
    JR札幌駅から北大正門まで徒歩約7分
    学術交流会館は正門を入ってすぐ
    W棟まではさらに徒歩5分程度
    大会リーフレットはこちら

    大会プログラム
    11月6日(土) 共通論題 (学術交流会館・講堂)
    国際シンポジウム 「子どもの貧困と対抗戦略-研究・市民活動・政策形成」
    司会:松本伊智朗(北海道大学)
    13:00~13:30 基調報告「貧困・家族・子ども」青木紀(名寄市立大学)
    13:30~14:45 「イギリスにおける子どもの貧困とCPAGの活動」
    フラン・ベネット(オックスフォード大学、元CPAG代表)
    14:45~15:15 「日本における子どもの貧困と市民活動」
    湯澤直美(立教大学、「なくそう!子どもの貧困ネットワーク」共同代表)
    15:15~15:30 休憩
    15:30~16:00 コメント 阿部彩(国立社会保障・人口問題研究所)
    横井敏郎(北海道大学)
    16:00~17:00 討論
    18:00~20:00 懇親会

    11月7日(日) 分科会・自由論題(人文・社会科学総合教育研究棟5階・教育学部会議室)
    午前の部 9:30〜12:30
    A会場: ワークショップ「フランさんと気楽におしゃべり:子どもの貧困を考える」
    司会 山野良一

    B会場:自由論題Ⅰ 日本とカナダのワーキングプア
    1)「日本におけるワーキングプアの就労と生活の実像―連合・連合総研調査から見えてきたもの―」
    福原宏幸(大阪市立大学)・樋口明彦(法政大学)・村上英吾(日本大学)
    吉中季子(大阪体育大学)・西田芳正(大阪府立大学)
    2)「ワーキングプアの国際比較−カナダと日本のマイクロデータを利用して−」
    村上雅俊(関西大学ソシオネットワーク戦略研究機構)
    午後の部 13:30〜15:30
    A会場:分科会Ⅰ「流動社会」における生活最低限(2)
    1)「高齢夫婦および母子世帯の生活最低限にかんする実証的研究」
    岩永理恵(神奈川県立保健福祉大学)・鳥山まどか(北海道大学)
    2)「全国消費実態調査マイクロデータによる最低生活費の検討」
    村上英吾(日本大学)

    B会場:自由論題Ⅱ 地域における貧困と自立支援
    1)「東北地域における「不定住的貧困」 -東北3都市の調査から」
    小池隆生(専修大学)佐藤嘉夫(岩手県立大学)
    2)「地方における貧困化の新しい傾向について」
    佐藤嘉夫(岩手県立大学)宮寺良光(岩手県立大学)小池隆生(専修大学)
    3)「生活保護の就労自立支援」
    五石敬路(東京市政調査会)

    年次総会 15:40〜16:10
    ※会員以外の方でも参加できます。
    ※参加を希望される方は、資料を用意する都合がありますので、事前に大会事務局宛にメールまたは
    FAXにて連絡いただきますよう、お願いいたします。
    ※参加費(会場費および資料代等)11月6日:無料、11月7日:1,000 円
    両日とも託児所を設置します。託児をご希望される方は事前に大会事務局までご連絡ください。

    大会事務局 〒060-0811 北海道札幌市北区北11条西7丁目
    北海道大学大学院教育学研究院 鳥山研究室
    e-mail tmadoka@edu.hokudai.ac.jp FAX 001-706-3114

  第2回研究大会   
  • と き:2009年10月17日(土)〜18日(日)

    ところ:大阪市立大学 杉本キャンパス
    参加費:一般2000円、院生1000円
    ※大会リーフレットはこちら。

    大会プログラム
    貧困研究会では、世界貧困デーとその翌日の10月17日、18日に、大阪市立大学で第2回研究大会を開催いたします。
    今年の共通論題は「日韓における地域の社会的包摂システムの模索」と題して、都市の貧困問題とその克服に向けた取り組みに関する日韓比較を企画しました。会員でない方も参加できますので、お誘いのうえ、奮ってご参加下さい。資料を用意する都合がありますので、参加される方は9月末までに貧困研究会事務局宛に連絡いただきますよう、お願いいたします。

    1日目(10月17日)
    分科会・自由論題12:30-16:45
    ①12:30~14:30
    A会場:自由論題Ⅰ「途上国の貧困問題」
    1)「中国・モンゴルにおける貧困対策-移民政策実施に伴う諸問題に関する研究-」
    アルタン・ボリグ(東洋大学・大学院生)
    2)「タイ山地民における貧困のメカニズム-少数民族間の経済格差-」
    吉井千周(都城工業高等専門学校)
    B会場:自由論題Ⅱ「母子家庭をめぐる諸問題」
    1)「母子家庭調査報告」
    西田芳正(大阪府立大学)妻木進吾(大阪市立大学) 堤圭史郎(大阪市立大学・特別研究員)
    2)「ひとり親世帯のこどもの育成環境の保障に向けて」
    上村昌代(京都女子大学・大学院生)
    3)「就労支援を受けた母子家庭に対する経年的調査について」
    丹波史紀(福島大学)
    C会場:分科会Ⅰ「大阪N地域住民の健康と生活に関する実態調査報告―健康と貧困・社会的排除
    の連鎖―」
    座長 福原宏幸(大阪市立大学)
    田淵貴大(大阪大学・大学院生)若松司(大阪市立大学・特別研究員)
    四井恵介(地域・アシスト研究事務所)
    コメンテーター:高鳥毛敏雄(大阪大学)
    ②14:45~16:45
    A会場:自由論題Ⅲ 「先進国の貧困問題」
    1)「90年代フランスにおける就労困難層の自立支援-公的就労支援の実態と課題-」
    松原仁美(大阪市立大学・大学院生)
    2)「ホームレスへの/からの経路-オーストラリアの研究から見た一考察-」
    志賀文哉(富山大学)
    3)「救護施設の「あり方」を問う-社会的な位置と役割の再検討-」
    松木宏史(大阪摂津福祉専門学校)

    B会場:分科会Ⅱ「『流動社会』における生活最低限の実証的研究」
    司会 室住眞麻子(帝塚山学院大学)
    岩田正美(日本女子大学)鳥山まどか(北海道大学)岩永理恵(神奈川県立保健福祉大学)
    村上英吾(日本大学)
    C会場:分科会Ⅲ「大阪地域就労支援事業相談者の貧困と社会的排除―調査報告から―」
    座長 福原宏幸(大阪市立大学)
    内田龍史(部落解放・人権研究所)李嘉永(部落解放・人権研究所)
    コメンテーター:清水隆夫(元大阪府地域就労支援事業スーパーバイザー)
    総会  17:00~17:30
    懇親会 18:00~19:30 (大阪市立大学高原記念館1階学友ホール)

    2日目(10月18日)
    共通論題
    「日韓における地域の社会的包摂システムの模索」
    座長:五石敬路(東京市政調査会)
    村上英吾(日本大学)
    ①午前の部 9:30-12:10
    韓国側報告1  9:30~10:15(45分)
    「経済危機以降における韓国の野宿者の状況及び対策の推移」 金秀顯(世宗大学)
    日本側報告1  10:15~10:45(30分)
    「ますます拡散化するホームレス現象と社会保障の再構築」 水内俊雄(大阪市立大学)
    休憩       10:45-10:55(10分)
    韓国側報告2  10:55-11:40(45分)
    「人権の観点から見た非住宅居住者の現況」 徐鐘均(韓国都市研究所)
    日本側報告2  11:40-12:10(30分)
    「住宅セーフティネットの政策論」 平山洋介(神戸大学)
    昼休憩     12:10~13:10(60分)

    ②午後の部 13:10-16:00
    韓国側報告3  13:10~13:55(45分)
    「社会的企業支援とワーキングプアの就労支援」 李恩愛 (Work Together Foundation)
    日本側報告3  13:55~14:25(30分)
    「社会的企業としてのビッグイシュー日本―ビジネスとしてのホームレス支援」
    佐野章二(ビッグイシュー日本)
    休憩      14:25~14:35(10分)
    討論      14:35~16:00(85分)
    終了      16:00

  第1回研究大会   
  • と き:2008年10月18日(土)

    ところ:法政大学(市ヶ谷校舎)

    大会プログラム

    大会プログラム
    研究大会リーフレット

    開場   9:30

     

    午前の部 10:00 – 12:30

    分科会1:社会的包摂政策の現在−欧州と日本−
    座長 中山徹(大阪府立大学)
    第1報告 就労によるアクティベーションか、社会的アクティベーションか?
    中村健吾(大阪市立大学)
    第2報告 EU包摂論の視点から見た日本の社会政策・反排除への取り組み
    福原宏幸(大阪市立大学)
    分科会2:子どもの貧困と健康・障害
    座長 松本伊智朗(札幌学院大学)
    第1報告 子どもの貧困と健康の関係:アメリカの実証研究のサーベイ
    阿部彩(国立社会保障・人口問題研究所)
    第2報告 障害児とその家族の貧困
    藤原里佐(北星学園大学短期大学部)
    討論者  藤原千沙(岩手大学)
    小西祐馬(長崎大学)
    自由論題
    第1報告 長期路上生活経験者の「脱却」要因
    後藤広史(東洋大学大学院生)
    第2報告 「生存権」の論理における“個人と社会”−戦後〜1960年代日本−
    冨江直子(東京大学)
    第3報告 生活福祉資金貸付制度の現状分析−生業資金から要保護世帯向け長期生活支援資金に至る変化−
    室住眞麻子(帝塚山学院大学)

     

    午後の部 13:30 – 16:30

    共通論題:流動社会における新しい貧困のかたち
    −ネットカフェ調査の結果から−
    司会 岩田正美(日本女子大学)
    第1報告 住居喪失不安定就労者に関する厚生労働省全国調査について
    北條憲一(厚生労働省職業安定局)
    第2報告 「若年ホームレス生活者」への支援の模索
    沖野充彦(釜ヶ崎支援機構)
    第3報告 ネットカフェ生活者の住居と就労の流動性
    村上英吾(日本大学)
    討論者  河添誠(首都圏青年ユニオン)
    垣田裕介(大分大学)

    年次総会 16:45 – 17:30

    ※参加費(会場および資料代)
    会員:1,000円(学生500円) 非会員:1,000円+カンパ